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合格対談 2013年度 明治大学 商学部 合格 小川拓真 君(加茂高校)

日本で一番受験生が多く、倍率も高くなる大学「明治大学」。そんな大学に今年も立志塾から合格者が出た。小川拓真くん。彼は吹奏楽部の部員として、最後まで部活をやり続けた。彼の性格は「のらりくらり」。しかし、受験はそうもいかなかったようだ。1年間、様々な感情の起伏を経験した。模試は良い時も、悪い時もあった。学校の行事の忙しさに忙殺されて勉強が手に付かなくなったこともあった。その度に、塾のイベントでモチベーションを回帰させた。そして、掴み取った合格の二文字。彼は、塾をどう利用し、合格への道を見つけたのか。

 

長瀬(以下、「長」):おめでとう!気分はどう?
小川(以下、「小」):いやー最高ですよ!ネットの合格掲示板見て、自分の番号があって。でも信じられなくて、3回も受験番号を入力して確かめて…東京の宿泊先のホテルのベッドの上で飛び跳ねました(笑)。飛び跳ねている時に、またしても本当に合格しているのか疑問になって、親に電話して、確認すると合格の通知が来てるって言うんですよ。これは、もう間違いないなって!

長:最高だよね。努力が報われた瞬間だからね。
小:そうですね。実は、一番初めに合格報告をしたのは長瀬先生なんですよ。実は学校にはこれから報告するところです(笑)。塾に最初に報告したいって思ってましたから。

長:そうだったの!?それは嬉しいね。こっちも、毎日土屋先生と「小川まだかなー?」って話してたんだよ。報告もらって、塾の先生皆大喜びだったよ。

「家では勉強しない!」塾に早く来て、遅くまで勉強すること長:そもそも小川君はいつ塾に入ったんだっけ?

小:去年の「センターキックオフ」のイベントからです。チラシで見て、友達の花田くんと一緒に「行ってみようか」って話になって。そのイベントでは、センターの英数国を解いたんですけど、散々な結果で(笑)。同じ部活の子もたくさんいるし、「よし、ここで頑張ろう!」って思って入塾しました。

長:実際に塾での生活はどうだったのかな?
小:「居心地がいい」というのが一番の印象でしたね。何よりも美濃加茂校独特の雰囲気の良さがありましたし、校舎の作りはおしゃれでかっこいいし、赤本も充実してますよね。途中から特に感じたのは自習室奥のランチブースは「食事をとるところ」でありながら、僕にとっては一番勉強がはかどる空間でした。

長:確かにね。美濃加茂校は皆によく褒められるけど、本当にかっこいいよね。なんというか…勉強すること自体がかっこよく映えるというか。そして皆明るくて仲がいい。ここまでの一体感を持つ塾はなかなかないよね。
小:そうです。僕は家ではほとんど勉強しなかったんですよ(笑)。早く塾に来て、遅くまで残って勉強する。これが僕のやり方でした。

長:確かに。小川君、授業が終わっても11時過ぎくらいまで塾にいたもんね。
小:ええ。これが僕の必勝法です。

「結局、塾を信じ切ってやればいいんですよ。」

長:小川くんは元々明治大志望ではなかったよね?
小:はい。元々は学校の先生の勧めで愛知県立大か、金沢大を志望していました。でも実はそれは本意ではなくて。それらの大学に興味があったわけじゃなくて、ただ、レベル的に頑張れそうだという理由だけだったんです。夏くらいでしょうか、下手に国立目指して地方に行くより、関東の有名私大に行った方が就職に有利なんじゃないかと思って。私大は3教科で受験できますから、先手必勝、変えるなら今だと思いました。

年末に行われたセンター英語で190点とる会、全国から集まった
110名の受験生と一緒に。

長:立志塾での英語は宿題やテストが厳しかったと思うけど、どうだった?
小:確かに、最初あの分量はきつかったですよ(笑)。でも、だんだんペースが掴めて来ました。「隙間時間」を利用する発想が出てきたんですね。塾までは徒歩で来てましたから、歩きながら英単語と英熟語を覚えました。モーメントフラッシュは学校の昼休みと塾の授業前後を使いましたね。

長:凄いね。これぞ受験生!って感じだ。効果は実感できた?
小:もちろん。というか、結局は長瀬先生に言われたことをそのままやってただけですよ。英語は、それ以外何もやってません。だって、それをやれば十分なんですよ。

長:良いこと言うね!そうだよね。ブレないで言われたことを徹底的にやることが大事だよね。
小:そうです。結局は塾を信じ切ってやればいいんですよ。

長:数学道場はどうだったかな?
小:最初、演習では全く点数が取れなかったんですよ。実はこれは失敗例なんですけど、最初の頃、間違えても答えを見てなんとなく理解するだけに留めていたんですよ。でも、後々、これは絶対にダメだと気付いたんです。先生に質問するのが正解だと思います。自分勝手な理解では、やはり点数に繋がりません。それに気づいてからは「自分が馬鹿になったつもりで」とことんまで先生に聞きました。土屋先生は、何でもしっかり答えてくれるので、有り難かったですね。

長:土屋先生は本当に親身だよね。
小:ええ。土屋先生はもちろん、立志の先生は皆親身ですよ。それが、僕が立志が好きな理由の一つですから。

「『悔しい』って感情。塾で、学びました。」長:さあそして本番を迎えたわけだよね。緊張した?
小:僕、実は緊張しない性格なんですよ。なんというか、「のらりくらり」と難事をかわしてきましたから(笑)。私大もMARCHを中心にいくつか受けたので、後半は特に何も感じませんでした。

長:それはある意味凄いね(笑)。
小:いや、でも…実は明治の商学部の合格発表がある前に、いくつかの大学を落ちたんですよ。それはさすがにへこみましたよ。本番で緊張しないってだけで、やはり合否は気になりますからね。

長:「今日は出来たぞ」とか「はまったぞ」という瞬間はあったのかな?
小:一番できたと思ったのは立教大学を受けた時ですね。これでダメならもうしょうがないだろう、くらいに思えた出来でした。まあでも、結果はダメだったんです。これはショックでしたよ。「こんな状態で明治なんか合格するのかな…」と不安にもなりました。さすがに自信喪失状態でしたね。

長:確かに。それは悔しいよね。でも、「のらりくらり」の小川君がそこまでへこむのは少し意外だなあ。

 

小:はは(笑)いや、実はですね、こうやって「悔しい」とか思えるようになったのも塾のおかげなんですよ。

長:え?どういうことかな?
小:ご察しの通り、僕は「のらりくらり」でした。でも、塾に通って「本気でやる」ってどういうことか、ってことを学んだんですよ。今までは、何かに対して「悔しい」なんて思うことがほとんどなかった僕が、「一生懸命やったのに、悔しい」と思える自分がいたことには驚きです。そういう状態になれたことが、人としても少し成長できたのかなって思います。皆にとっては普通かもしれないけど、僕にとっては大きな変化だったんです。

長:それはね、実は勉強よりも大切なことを学んだのかもしれないね。小川君のやわらかい性格は好きだけね(笑)。

夢が実現。北田先輩と一緒に「大学合格者座談会」出演決定!長:学校では小川君はどんな存在だったのかな?
小:僕は学校ではあまり人と喋らないんですよ。あまり皆で集まって雑談することが好きじゃないんですよね。だから休憩時間も一人で勉強してましたよ。

長:そうなの?!それは意外過ぎるね。だって、塾だと皆仲が良いし、比較的よく喋るほうじゃなかった?
小:そうですね。「同じ目的意識を持つ人たち」と喋るのは本当に楽しいんです。だから、部活、塾ではクラスの時とキャラが違うかもしれませんね(笑)。

長:なるほどね。せっかく学校の話になったので、学校の授業や課題はどう活用していたのかな?

卒塾の年の春、立志塾恒例の大学合格者座談会に出演、彼の
人間性がわかるその落ち着いた語りと、そして正直で堅実な話は、
後輩達に説得力と共感を与えた。

小:これは、単刀直入に「塾の復習」ですね。と言っても、内職してたわけじゃありませんよ。学校の授業で使う教科書とか問題集を「塾で教わった方法論」で読んだり、解いたりするんですよ。これは、僕にとっては効果的だったんですよね。塾を信じていましたから、そのやり方で学校の教材を使うと一石二鳥なんですよ。別の問題集も買わなくていいし、方法論の定着も学校の課題の中でできちゃいますからね。

長:なるほどね。それは良い考えかもしれない。そういう話、是非後輩にも聞かせてあげたいな。…あ!座談会(※アーラで行われる恒例イベント「大学合格者座談会」)に出るからそこで高らかと言ってくれればいいんじゃない?
小:待ってました!僕、座談会に出るのが目標だったんですよ。もう、それは本当に嬉しいです。

長:しかもなんと、今年の座談会は伝説の卒塾生、北田くん(明治大)がゲストで来るよ! 明治大子弟コンビが見れるのは楽しみだなあ。
小:まじっすか!?すごい!まさか北田先輩と同じステージで喋れる日が来るなんて!想像してなかったですよ。楽しみです!

いつも一番遅くまで自習室や教室に残り勉強していた彼。 自らを「のらりくらり」という言葉で形容する小川君ですが、 正直、それは謙遜です。一生懸命努力してきた姿を 講師たちは見てきましたし、今回の合格はある意味必然的に 引き寄せられたのではないか、と思うほどです。 3月に行われた「大学合格者座談会」では、その堂々たる 話しぶりに、生徒たちだけでなく、我々講師も圧倒されました。 これが、栄冠を掴み取った者だけが持てる「本物の自信」。 彼は、大学合格という切符以上に、もっと素晴らしいものを 手に入れたのではないでしょうか。

(長瀬/2013年3月)


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